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 むしろ復習? いまさらBSアニメ夜話公開収録レポ その1

詳細は『はじめに』で書きましたが、今度からFC2ブログでマターリとやることにしました『有耶無耶の錬金術師』さやです。よろしくお願いいたします。心機一転最初のネタはやっぱりデカいものがいいなーということで、超・いまさらながら公開録画のレポを載せてみます。7/15(土)のレポをいまさらという感じがだいぶしますが、むしろ8/9(水)の放映への予習ってことでお読みいただけますと幸いです。
※記憶を元に再編成しておりますので、わりとゆがみが生じております。あと、バリバリのネタバレですので、大丈夫な方のみでお願いいたします。

「BSアニメ夜話」鋼の錬金術師 公開録画
公開収録:平成18年7月15日(土)
開演:午後4時 終演:午後6時(延びた…!!)
会場:広島市立大学 講堂・大ホール
参加者:里匠氏、中川翔子さん、佐藤藍子さん、森達也氏、岡田斗司夫氏、會川昇氏
放映予定の詳細についてはこちら

※質問が青、回答が黒、私の感想がピンクになってます。
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■はじめに
・ハガレン第一印象(岡田氏)
「『少年漫画』がまだあったんだ!という感激。本当に少年向け、というものは実は大変少ないから」

・あなたにとってハガレンとは?(會川氏)
「20年以上やっていたシナリオライターという仕事に一区切りが着いた作品」

・ハガレンのヒット要因(岡田氏)
「いいことが重なった作品ですよね、あと、ぽっちゃりとした顔をちゃんと動かせたのがえらい。それに、マンガの設定をただ動かした、というのではなく、色々極端にしたのがよかった」

 ポッチャリって(^_^;) でも確かに。いわゆるアニメ顔じゃないですよねハガレンって。とがった顎のいわゆるアニメ顔がわりと苦手なので、ハガレンはうれしいです。

・ハガレンの世界観は今に受けると思ったか?(森氏)
「着想が面白い。ある意味歴史の徒花と思われている錬金術だが、その試行錯誤が実は近代の礎となっているという点もある。ファンタジーだけどリアル、変換の必要がない。現代のメタファーのようだ」

 さすがに映画監督の森さんのお話は、一味違ってて面白かったです。ハガレンを色々な視点で捉えており、同意できるものも出来ないものもありましたが、その着想を楽しませていただきました。

・ハガレンがいける! と思った理由(會川氏)
兄弟のキャラクターがそれぞれ対比がしっかりして、はっきりとキャラクターが出ていること、またテーマの「等価交換」が最初から提示されていたこと

・ハガレンでこれだけはやっておきたかったこと(會川氏)
アニメの企画書を書くときにはだいたい『成長モノ』と書いておくものだが(上層部はそういうものが好きだから)、実際は【お題目】となっていて、あんまり成長はしないものだ。それならば、この作品でキッチリと成長を描いてみようと思った

 …劇場版は? うわっやめろあqwせdrftgyふじこlp;@:
…や、まあいいんですけどね。それに劇場版はテーマが『純愛』だから(フフフ
成長した兄さんが今度は恋愛っつか純愛を覚えたってことで……覚えたんだろうかあのバカ兄は……(以下無限ループ)


■ハガレンのキャラクターについて
・キャラクター全体について(岡田氏)
ハガレンにはバカがいないですよね、ダメなキャラクターを置いてその人を否定すれば簡単に成長が描けるんですよ、でもハガレンではみんなの台詞に説得力がある。台詞を言わされている人がいないんです。會川さんよくやった、と思いました。声優さんも、違和感を覚える人がいなかったですね。

・佐藤藍子さんの好きなキャラ・イズミについて(森氏、岡田氏、會川氏たちが話してたのだったかな? うろ覚えですスミマセン)
3クールあたりから原作との追いかけっこがはじまりまして、イズミについては死んだ母と圧倒的な差をもたせなければいけないと思いました。ある意味兄弟の理想と化している死んだ母に対し、生身で生きている人ならではの弱さを出そうと思っていました。

・森氏の好きなキャラ・スカーについて(森氏)
みんなキャラがいいですね、立体的で、矛盾した人ばかりなのがいいです。舞台後にアンケートをとっているのですが、ここ10年くらいで、「善悪(白黒)をはっきりさせてほしい」という人が増えました。(なのに鋼はそうではないのでいい)
スカーというキャラはその中でも極め付きの存在ですね。彼は最後まで名前が出てこないキャラクターなんですよ。ずっとスカー。本名を出さない。報復の連鎖を自身で体現しているようなキャラクターで、矛盾を内包しているハガレンのキャラクターの中の象徴のような存在だと思います。

 イズミの話はフツウに感心してしまった! そういえばアニメ・イズミは脆さも持ってて、あれはあれでよかったなあと思います。そしてスカーの名前が最期までててきていないというのは新鮮でした。そういえば原作でもそうですよね。彼が本名を名乗り、報復の連鎖から抜け出る道は、あるのでしょうか。原作ではありそうなような、なさそうなような。

・岡田さんの好きなキャラ・ウィンリィについて(岡田氏、會川氏)
作画的に愛がこもっていますよね。ストーリー的にないがしろにされてるキャラが、作画の人たちに愛されてどんどん美少女キャラになっていくのがわかりました。萌えキャラですよあれ。(岡田氏)
シナリオライター的に言えばキャラクターへの愛は使い勝手に集約されます。声優さんの演技はともかくよく喋るシェスカはとても便利なキャラです。一方ウィンリィというのは、【兄弟の事情を知らない】のが魅力な訳です。エドとアルがウィンリィにもいえないことをもっているのがいいわけで、ウィンリィがべらべらしゃべりだしたらいやでしょう。そもそもアニメを作り始めたとき、原作は3巻までしか出てなかったんですよ。そこで全く出てきていないウィンリィをいったいどうしろと?(會川氏激白・会場笑う)
ウィンリィはリゼンブールの象徴だったわけです。そしてそこすら帰る場所じゃなくなるかもしれない、と思うと、どうしても扱いが悪くなるわけですね。(會川氏)

 ウィンリィ…仕事も持って自立してて、ただの待つわキャラじゃないんだけど、やっぱりそういう扱いになってしまうんだなあ…不憫な役回り…あの兄弟に関わったのがそもそもの間違いとあきらめて。シェスカが狂言回しで使いやすいというのはよくわかりますね。

■ハガレンのキーワード
・キーワード:ホムンクルス(岡田氏)
独自のホムンクルス設定を立てたからアニメ版が大成功したんだと思います。エドがなにを最終的に解決すべきかが、あれではっきりとした。マンガは複数のストーリーを追うことができるけど、アニメは一回でも見逃したら訳がわかんなくなります。でもぶっちゃけ7人は多かったですね(笑)

・キーワード:賢者の石(森氏、岡田氏、會川氏)
争奪戦になるのがいいですね。軍事国家のいやらしさが石で表現できています(森氏)
賢者の石はあの世界で実在するのか、と荒川先生に聞きました。あの作品は、賢者の石に否定的になっているように見えたので。ならばエドたちが、その賢者の石で手足や生命の復活を望むだろうか? 石を手に入れてハッピーエンド、にはならないじゃないか、どうしよう? と考えました。(會川氏)
プロデューサーから、核兵器のメタファーじゃないの? と言われましたが、そうしちゃうとつまらなくないか? と水島監督と僕はいいました。現実のメタファーどまりではつまらない。では、現実の先に進むにはどうするか。そこでアルを賢者の石にしたのです。 そうしたらエドは、絶対石を壊せないから。(會川氏)

 この対談で會川さんは何度も『その先には何があるか』という言葉を口にしました。これが自分的には最も「聞きに行ってよかった」ワードでした。「現実の先」「結末の先」さらに先を考え続けることによって、物語にさらに新しい地平が生まれてくるんだということを會川さんはおっしゃったのだと思います。
しかし賢者の石が核兵器のメタファーだとは別に思わなかったんだけど…。リアルタイムで視聴していたらまた違ったのかなあ(わたしはアニメ終了後にDVD一気見した人なんで)


■氷川竜介氏担当の「アニメマエストロ」
・作画について
『空気』『重力』『五感』、それがかけていないアニメはつまらないものになります。ハガレンでは「痛み」がよく描かれていますが、では具体的にはどう表現されているでしょう?

34話、中村豊さんの原画で実際に見て見ましょう(原画が出てくる)
この回は、なんと中村さんの原画だけで構成されております。

エドワードの足が正円をかいてグリードの顎を蹴り飛ばします。(実際に原画を見ながら)

 確かに、それらが表現されているアニメにしてもマンガにしても、いい作品になると思います。しかし考えてみると、実際には絵でかけないものを絵で表現するとリアルになるというのは面白い話です。それにしても中村さんの原画は凄かった…あんなの見せてもらえるなんて幸せだよ…!

長くなったのでその2へ続きます。
COMMENT : 4 | TrackBack : 1 | CATEGORY : 鋼関連(アニメ・劇場版) |

COMMENT

猫と青空の組み合わせのテンプレは深読みしてOKデスカ
引越しと言うか、新装開店作業おつかれさまでした。
とうとう捨ててしまわれたのですね。ドリコム(笑)
私の方はどうにか投稿管理画面は通常どおり使えてますが、
RSSリストにさや様の有耶無耶・改をはじめとして透子さまの新ブログとか登録したいのにちっとも反映されずにOTL...
ドリコムの対応には毎度アイタタタですが、
絵文字にロケット発射があるのが今や最大の魅力じゃないかと思う今日この頃。

それでは、アニメ夜話の記事が、ソレ自体は劇場版の話まで及んでないのに、
『 鋼関連(劇場版)』にカテゴライズされてるのに思わずほくそ笑んでしまった聖部でした。
「その2」では、さや様の感想がハイデさんにまで及ぶのだと信じてますよ!
2006/08/03(木) 20:57:29 | URL | 聖部 翔 #-[編集]
そういうことだったのか…!
前回から執拗に青空とネコだったのはそういうことだったのか自分(笑)
前回とあまりイメージが変わらないもの…と思って探してたんですけど、そのネタいただきますww

ドリコム、捨ててやるほどではなかったんですけどね、リニューアル前には…。
でも管理画面にも入れない&なんの返答も帰ってこないんじゃもうどうしようもなかったのでこちらに変えました。
ロケット絵文字は惜しいですね、確かに(笑)

【その2】はなんだかわたしのうすら黒さが満開な話になってしまいましたが、まあ今に始まったことでは…orz
楽しかったですねえあれ。お付き合いいただいてありがとうございました。これからもこっちのブログでどうぞお付き合いくださいませ~♪
2006/08/04(金) 12:33:40 | URL | さや@管理人 #xfH9rAAU[編集]
にやり
會川氏の「アルを賢者の石にしたら、エドが壊せない」というのは、目からウロコでした。

賢者の石が悪だとしても、破壊して終わり!っていうのは、安直だもんなぁ。原作の善悪の表裏一体性の面白さというのは、こうしてアニメに引き継がれていたのかなと思う。ま、始まったときは3巻までしか出てなかったわけで、すごいとしか、言いようがない。(笑)
2006/08/08(火) 12:22:04 | URL | 真朱@脳内壊死中 #/3WEEAIQ[編集]
そうなのよ
アルを賢者の石にしたところに、そういう意図があると思わなかったから、
私も驚いたのでした。
自らのもっとも大事なものが、他人にとって忌避すべきものになったらどうする?
っていう問いかけはかなり重いよねえ。
いろんないろんな意味で、アニハガはすごかったんだなあ
(もちろん原作もすごいけどさ)と思いましたよ。
真朱さんにも聞かせたかったなーって思った。
日本にいなかったけどなw
2006/08/08(火) 21:56:31 | URL | さや@萌え枯渇中 #xfH9rAAU[編集]

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2006/08/06(日) 19:24:33 | ハガネノココログ

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本の業界の片隅で生きています。構成要素は鋼・ドイツ・宇宙・本・酒・あとその他です。


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