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 9月の読書記録

9月の読書記録。by「読書メーター

twitterで見かけて気になったものを手当たり次第、と言う感じです。


ミュンヘンの最近読んだ本 ミュンヘンさんの読書メーター
9月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5216ページ

小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡
はやぶさチームに起こったできごとが、わかりやすく時系列に沿って書かれており、門外漢にも易しくて読みやすい。その上で当時の広報であり、プロジェクトマネージャー川口氏を学生のころから知っている人物なので、プロジェクトの内部に通暁しており、「こんなこともあろうかと」が準備段階から描かれているのがとてもリアル。闇雲にあおらないところがまたよい。「お金はあればあるだけいいと思われがちですが、お金が多くあると、外部に委託することに使われます。」→自分の手元に仕事がなければ創意工夫は生まれないという言葉が重い。
読了日:09月23日 著者:的川 泰宣

テンペスト  上 若夏の巻テンペスト 上 若夏の巻
琉球王朝、という自分にとって全く知らない世界をここまで読ませる作者に嫉妬。主人公は美しく向学心に燃える女性。女性であるがゆえに学習の機会を奪われ、社会へも出られない。ならば男性に化ければどうなるか。主人公のスーパーウーマンぶりに辟易すると思いきや、運命があまりにも過酷過ぎてむしろスーパーウーマンでも主人公に同情してしまう。それにしても女性の園、大奥は琉球にもあり、その中の戦いの熾烈さも共通なのだなあ…。
読了日:09月20日 著者:池上 永一

テンペスト 下 花風の巻テンペスト 下 花風の巻
琉球王朝で男性としての栄華を手に入れた主人公、しかし転落、流刑の憂き目にあう。それでも国を思って戻ってみれば、なんと女性としての栄華まで望まずして手に入れるハメに。展開がジェットコースターで読んでいて飽きない。とりかえばやもかくやとばかりに男性と女性を行き来する主人公は、恋もし、友人もでき、子供にも恵まれる。おお、やっぱりスーパーウーマン、と思いきや…敵はとんでもない所にいた。更なる憂き目を見た主人公と歩を同じくするように滅びゆく琉球王朝。また預言者・真牛の転落ぶりとそれでも生きるしぶとさ、影の主役級。
読了日:09月23日 著者:池上 永一

マザーマザー
「あの人が思い通りになってくれれば」「理想の恋人が欲しい」を実際にやってみたらどうなるか。当然のことながら周りへもその影響は派生してゆく。親身になってくれていたはずの親友は派手好きで細かいことに頓着しない女性となり、自分をしっかり持っていた恋人は自分の言うことを全て聞く従順な女性になっていた…。カラクリのところは正直想定の範囲内、という感じではあるが、他人を自分の思い通りにする、という甘美な誘惑の代償はじっくり味わえる。
読了日:09月19日 著者:平山 瑞穂

ネトゲ廃女ネトゲ廃女
家事も育児もなにもかも放棄してネトゲにのめりこむ主婦…。子作りがしたいという夫にプリンセスメーカーを渡す。どうして離婚しないんだろう?何でこんな女を養うんだろう?そんな議論すらもするのが面倒なんだろうか?「ここではないどこか」に憧れる気持ちはわからなくはない。ネトゲは人をうまく虜にするための仕組みをあちこちに備えているのだろう。しかし…。巻末の「酒」の例えがわかりやすかった。仕事の労いの為の酒が、怠惰の言い訳となり、酒が逃避の先、行動の目的になってしまう。酒→ネトゲに置き換えてみれば、依存の本質は同じだ。
読了日:09月18日 著者:石川結貴

胎内記憶―命の起源にトラウマが潜んでいる (角川SSC新書)胎内記憶―命の起源にトラウマが潜んでいる (角川SSC新書)
生まれてきた赤ちゃんが、胎児時代の記憶を持っているという本。「お母さんとお父さんが手をつないでたよね」と7ヶ月であげた結婚式を覚えてたり、「この味御飯、お腹の中で食べた」と初めて食べた子供が言ったり。 ホントかどうか確かめるすべなんてないけど、こんなの我が子から聞いてみたい。 相方に話したら「ありえない!」って拒絶反応示したのが面白かったwまあ「7~8ヶ月頃になると視覚も聴覚も味覚も出来てるから、眠ってる状態の人と同じで、外界の刺激が脳内で微妙に作用して、頭の中で像を結ぶんじゃない?」と言われたのは納得。
読了日:09月17日 著者:池川 明

仁義なき回収、堕ちていった女たち―闇金裏物語 (文春文庫)仁義なき回収、堕ちていった女たち―闇金裏物語 (文春文庫)
闇金の仕組みは明らかにおかしい。5万円借りた利子が10日で2万5千円。返せるわけない。けれどもそれでも借りる人がいる。たった10万借りただけで、マグロ船に乗る羽目になった人が本当にいる。「返しすぎ」が規制されるようにはなったが、その裏をかいくぐって借りる人は今もいるのだろう。子供を棄てた親の事例は大阪の事件を彷彿とさせた。ドアが開くようになっていたから、この子達は助かったのだな…。
読了日:09月16日 著者:金原 猛

天翔けるバカ―flying fools (コバルト文庫)天翔けるバカ―flying fools (コバルト文庫)
それぞれのキャラが立ちまくっていて面白い!主人公はバカ!わかりやすいバカ(笑)!バカで首尾一貫しているのでとっぴな行動にも説得力がある。冷血漢にも宗教くさいキャラにもそれぞれ肉付けがされており、生きたキャラクターとなっていると思う。バカと冷血漢が意外な関係でつながってしまっていたのも笑えた。これだけそれぞれのキャラが立っているのだから、アニメにでもなったら楽しいだろうな~と思う。
読了日:09月15日 著者:須賀 しのぶ


神の棘 1 (ハヤカワ・ミステリワールド)神の棘 1 (ハヤカワ・ミステリワールド)
アルベルトとマティアス。子供の頃マティアスは帝王だった。帝王は修道士になり、アルベルトはSSへ。傲岸不遜、冷酷に任務を果たすアルベルトにも家庭があり、不幸がある。修道士のマティアスにも燃えるような復讐心が起こり、抑えるのに必死だ。人の縁が絡み合い、次巻へと続く。
読了日:09月05日 著者:須賀 しのぶ

神の棘 2 (ハヤカワ・ミステリワールド)神の棘 2 (ハヤカワ・ミステリワールド)
正反対のように見えた二人は、その実とてもよく似ていたのかもしれない。心のまま、衝動のままに他人を助けるマティアス。全ては自身が決めたことと、冷徹に任務を遂行するアルベルト。真赤な命の炎を外に向けた男と、心の中で白い炎を燃やし続けた男。だからこそ、最後のアルベルトの言葉が胸を刺す。山岸涼子の厩戸王子が「もう仏に助けてもらおうとも思わない」と思ったときに仏が彼の周りをとりまいた。王子は「自らを救えないものを救いにくるのか?」と疑問を感じた。アルベルトと神も、このような関係なのかもしれないと、ふと思った。
読了日:09月15日 著者:須賀 しのぶ

プラハのシュタイナー学校プラハのシュタイナー学校
めずらしい公立のシュタイナー学校。だからあまりシュタイナー色も濃くなく、受け入れやすい学校だったようだ。それにしてもチェコ語が全くわからない子供達は苦労しただろうなと思う。当然だが日本と比較して、よいところもあり悪いところもあり、正直に書かれているところに好感が持てる。授業を単元ごとにぶつ切りにせず、興味のあるところはどんどん深めて説明することは、興味を持つ子供にとってはとても楽しいだろうが、当然先生のできに左右されるし、興味のない子は大変だろう。それにしても自然が豊かで、その点はただただ羨ましかった。
読了日:09月15日 著者:増田 幸弘

スイート・ダイアリーズスイート・ダイアリーズ
何の先入観もなしに読んでしまい、「全然スイートじゃねー!」と叫んでしまいたくなった作品。美人で人気者のユカ、一人超然としているアキ、ユカのとりまきでちょっとぼんやりしているモトコ。女子グループの中では今も昔もよくある光景だろう。しかしそれが何年も経ち、それぞれの道を歩んだのちに、このような形に変容するとは…。けれどその変遷ぶりを、読者に納得させてしまう筆力がすごい。「なにもしないこと」の罪、「自分は安全地帯に立ち、人をジャッジすること」の罪がこれほど鮮明に描かれている作品をわたしは知らない。
読了日:09月12日 著者:須賀 しのぶ

スプートニクの落とし子たちスプートニクの落とし子たち
1940年生まれの日比谷→東大コースを歩んだエリートたちが高校時代にどんなことを考えていたのかがとてもよくわかる本書。ものすごい自意識だが、裏打ちされた勉強量と教養がきっとあったのだろう。あの頃は自分よりよっぽど優秀だった「彼」がたどった人生を、哀惜を持って描き出している。同じように努力していても、アメリカ留学時に博士業を取っていたら、とか本当にちょっとしたことで、運命は変わってゆくのだなと思った。けれども本人は晩年学生達に愛されて、存外幸せだったのかもしれない。本人がすでに故人となり聞けないのが残念。
読了日:09月06日 著者:今野 浩

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)
あまりにも想像を絶する現実の前に、著者である日本人の男性にできることは何もない。本当に何もない。現実に叩きのめされるために旅をしたのか、と思いたくなるほど現実はひどく、目の前の女性に掛けてやる言葉も見つからない。インドの売春婦に施される不妊手術、姦通は罪とされる地域での強姦による妊娠、無理な中絶による不妊。兵士の略奪と暴行で使い物にならない身体を抱えた路上の物売り。彼女にとっては売春婦でさえも五体満足で男に相手にしてもらえる羨望の対象である。一夫多妻の相互扶助など、少しだけ光明の見える話もあるが…。
読了日:09月05日 著者:石井 光太

出会い系のシングルマザーたち―欲望と貧困のはざまで出会い系のシングルマザーたち―欲望と貧困のはざまで
なぜ出会い系なのか、という問いにはいくつかの問いが重ねられると思う。なぜ(稼げるらしい・保育所もあるらしい)風俗ではないのか、なぜNPOなどに頼らないのか、なぜ実家に頼らないのか。まず風俗。不況で若くて綺麗な女でさえも供給過多。本番はもちろんAFができるのが前提、そりゃ怯む。NPOについては、女性集団に溶け込めない人もいる。女子コミュニティ独特の雰囲気が苦手な気持ちはよくわかる。そして家族はあらゆる福祉における最後のセーフティネットである。でも、家がもともとなかったり、機能不全家族だったら?暗澹たる書。
読了日:09月04日 著者:鈴木 大介

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)
読んでるうちに東京がトーキョー(異国)に見えてくるプリズムのような本。いや、もともと東京には各国から外国の人が来て住んでいる。東京はいつでもトーキョーたりうるのに、住んでいるほうが気づかないだけなのか。暗黒舞踏をしているフランス人にフランス語を習い、超高学歴のコンゴ人の結婚スピーチをして、イラク人のバイト先を探してやり、視覚障害者のスーダン人と野球を楽しむ。東京はいつでもトーキョーとなりうる可能性を秘めているのだね。
読了日:09月03日 著者:高野 秀行

高砂コンビニ奮闘記 -悪衣悪食を恥じず-高砂コンビニ奮闘記 -悪衣悪食を恥じず-
「馬鹿にしてんのか、この野郎!」「滅相もない。それとも、馬鹿にされる心当たりがおありですか」いや、笑えるけど、そりゃ生きづらいだろうなこの方…とも思った。東野圭吾と同時期に乱歩賞受賞…かたやコンビニ(しかも閉店)の忸怩たる思いが本書にはそのままぶつけられている。しかしコンビニってこんなに大変なのに、あって当たり前、店員なんかなんとも思ってない…というのは考えてみるとおかしな話だなとも思う。もう日本にとってなくてはならないものになっているだろうに。
読了日:09月01日 著者:森 雅裕


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本の業界の片隅で生きています。構成要素は鋼・ドイツ・宇宙・本・酒・あとその他です。


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