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 7月の読書記録

7月の読書記録。by「読書メーター

興味の方向が変わってきているのがよくわかる(自分比)読書記録。最近のテーマはもっぱら『家族』なわけです。
うちの親は「子供はいつかはひとり立ちして自分の巣を作らないといけないよ」という方針だったので、私もそう思ってます。


ミュンヘンの最近読んだ本 ミュンヘンさんの読書メーター
7月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2303ページ

ミノタウロス (講談社文庫)ミノタウロス (講談社文庫)
ロシア史は全然詳しくない。ロシア革命とか白系ロシア人とか赤系ロシア人とかもおぼろげだ。けれども主人公の人となりがよくわかる。親父は勤勉な成り上がり。主人公は次男で、長男ほど目をかけられてはいないが教養もつけられ親父から地主としての実務も教えられている。若いかもしれないが馬鹿ではない。そんな彼の世界は物語中盤で暗転する。飲まず食わずの逃避行から、機関銃搭載の馬車での略奪行へ。どうしてこうなってしまったのだろう。ものすごく卑近な感想だが、「こんな時代に生まれなくて良かった」と心から思った。
読了日:07月25日 著者:佐藤 亜紀


外地探偵小説集 (満洲篇)外地探偵小説集 (満洲篇)
以前挫折していたものの再読。短編集なので最初から読み通そうとせず面白そうなものを拾い読みしていたら最終的に全て読了していた。学生の兄妹の往復書簡から犯罪が浮かび上がるものや、ぬれ衣を着せられた新聞記者が孤軍奮闘するなど物語にもそれぞれ趣向がこらされている。そんなストーリーの中から、同じ職場での日本人と満人の経済格差や、多様な人間がいる満州の風景などがぼんやりと浮かび上がってくる。
読了日:07月23日 著者:藤田 知浩


海の志願兵 佐藤完一の伝記海の志願兵 佐藤完一の伝記
北海道屯田兵の村から一人の少年が海軍に志願した。ぴかぴかの新兵が、夢中になって勉強をし鍛錬に励み、世界各地の港へと渡る。ロシア革命の余波をニコライエフスク(尼港)で感じたり、サイパンなどへも寄航しつつ、横須賀に落ち着いた主人公は勉学と趣味に励む。同期と切磋琢磨し、休暇には二日かけて北海道の剣崎へ戻り、そのうちに実家の幼馴染との結婚がいつの間にか整い、嫁を迎えることになった。この時代の人々が皆順調に人生を過ごせたわけでもなかろうが、一人の少年が青年になるまでの描写に、遥かな大正を感じる。
読了日:07月20日 著者:佐藤さとる


家族を「する」家―「幸せそうに見える家」と「幸せな家」 (講談社プラスアルファ文庫)家族を「する」家―「幸せそうに見える家」と「幸せな家」 (講談社プラスアルファ文庫)
「子供部屋が家の中のブラックボックスになっている」「親に部屋を開けさせる力がなくなっている」「日本の親は子供を自立させようとしない」ことを危惧し、親子で食卓を囲もうと集っても、子供は携帯電話を食卓に置き、食事中でもかまわず席を立ってしまう。AERAで「両親は愛し合っていない」と応えた子供が4割、理由は「両親の寝室が別だから」。家と家族について考えさせられる。
読了日:07月15日 著者:藤原 智美


「婚・産・職」女の決めどき「婚・産・職」女の決めどき
「相手のいることだし…自分だけいきり立っても…」と思うのは間違ってない、でもずるずるしてると出産リミット過ぎてしまうよ!40過ぎで出産は物理的には可能だけど、20代に比べたら考えられないくらい苦労するし、できるとは限らないんだよ!と耳の痛い話をしつつも、著者本人も既婚ではあるが子供を持たないこともあり、「どの選択肢も基本的にはアリ」と認めてくれるのが快い。ただ、主体的に選ぶのと、周りに流されて気がつけばどれも選べないのとでは大違いというのは全く正しいと思う。こういう話って昔は親戚とかがしたのかな。
読了日:07月13日 著者:牛窪 恵


女中譚女中譚
元になった作品はおぼろげにしかわからないが、それでも昭和初期の混乱と不穏に満ちた空気の中を女一人で強くしたたかに乗り切っていく女中の姿に現代を重ね合わせて読んだ。特に冒頭のどこか危険なフーテン男に騙されないよう用心しつつも共謀しておぼこい田舎娘をだますくだり、ひやっと背中に冷たい汗が流れるような、けれど結末を知りたい、なんともいえない意地悪な気持ちに自分もなってしまう。女は怖い、けれども男も怖い。
読了日:07月11日 著者:中島 京子


反抗期のシュタイナー教育―自立へと向かう遙かな旅反抗期のシュタイナー教育―自立へと向かう遙かな旅
思春期の子どもの教育に役立つ自省できる本。だらしなく宿題をしない子ども。忙しい両親は子どもを叱り、一方で何もさせない。子どもは「逃げる」ことだけがモットーとなり自分は役に立たない、というセルフイメージができてしまう。そんな子を支える覚悟をした教師は、彼を楽しく笑わせてやろうと明るく陽気に彼に接することを決める。【ゴードンの苦しみは「人と深く関わることができない」ということからきていた(略)それは彼の人生にかかわる大人たちが、互いに真剣な関心を持ち、結びつこうとしてこなかったことを反映しているだけ】
読了日:07月10日 著者:ヘルマン ケプケ


女の絶望女の絶望
やはり伊藤さんはいいなあと改めて思った本書。若くても、老いても、人は悩みを抱えている。自分だけじゃない、そう思って安心するもよし、他人を気にしすぎるようなら「あたしはあたし」と周りをとりあえずは切り捨てるもよし。今自分は三十代前半だが、5年ごとに読み返してみるとまた違った感慨が生まれるかもしれないと思った。頭でしか理解してない更年期や閉経も、自らの身に起きてみればまた別の感情が生まれることだろう。
読了日:07月02日 著者:伊藤比呂美



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本の業界の片隅で生きています。構成要素は鋼・ドイツ・宇宙・本・酒・あとその他です。


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