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 8月の読書記録。

8月の読書記録。by「読書メーター

資料本と大正時代とかを引きずってる感じ。イベントあったのにむしろ7月より読んだ本が多いのは、イベント後の反動かしら。カテゴリ分けて紹介した「中島飛行機」本や「東京原子核クラブ」もあります。

ミュンヘンの最近読んだ本 ミュンヘンさんの読書メーター
8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3121ページ

かなしみのクリスチアーネ―ある非行少女の告白 (1981年)かなしみのクリスチアーネ―ある非行少女の告白 (1981年)
ヘロイン中毒、ヤク代を売春して稼ぐ14歳。それだけ書くとセンセーショナルにあおってるだけのように思われるが、読んでみると恐ろしいくらいに他人事ではない話に思われる。第二のクリスチアーネが暗い眼をして渋谷の町にしゃがんでいそうにさえ思えた。新興住宅地でボール遊びもできない公園しかない、父は失業して母が仕事に出て、やがて父はアルコールに逃げて家庭はバラバラ。子供は自分の居場所を見つけられず、いつしか夜の街へ…。もともとは背伸びしたい年頃の、どこにでもいるティーンだったはずなのに。
読了日:08月30日 著者:クリスチアーネ・F.


さゆり〈下〉さゆり〈下〉
下も面白かった。戦争を前に陸軍の調達係を旦那にしたり、なかなかままならないさゆりの人生。さらに意に沿わない人間を新しい旦那にしなければいけないとわかったとき、さゆりのとった手段。なるほどこうやって芸者は意を通すのか。そして思わぬ裏切り、さらに思わぬ方向へと転がる人生…。アメリカ人の作者がよくもこれほどまで、芸者の一人称で波乱の人生を書きつくしたもんだ。
読了日:08月29日 著者:アーサー ゴールデン


さゆり〈上〉さゆり〈上〉
京都って同じ日本なのにつくづく異次元だわ…。昔の芸者の世界が事細かに描かれていて面白い! いけずのやりかたとかいい旦那さんについてもらうためのやり方とかも凄い! 尻のところが裂けた着物を持ち出して、なにをするかと思えば…ここまでやるのかとびっくりした。日本人が読んでも「異次元ファンタジー」として楽しめる。モデルは岩崎峰子らしいよ。
読了日:08月28日 著者:アーサー ゴールデン


歴史のなかの中島飛行機歴史のなかの中島飛行機
「昭和のロケット屋さん」で糸川英男先生に興味を持ったら、次はこれをお薦めする。日本ロケットの父、糸川英男先生が勤めておられた中島飛行機がどのようにして始まったのかを書きつつ、戦前の何もなかったところから日本の飛行機がどのようにして作られていったのかが非常によくわかる優れた本。部品を全て海外から輸入していたのを発端に、エンジン一つ作るのにどれだけ苦労したのかがよくわかる。戦後に解体された中島飛行機の行方富士重工業、プリンス自動車、富士精密、さらには関東自動車。本田技研工業などにも多くの技師が就職している。
読了日:08月25日 著者:桂木 洋二


マキノノゾミ (1) 東京原子核クラブ (ハヤカワ演劇文庫 16)マキノノゾミ (1) 東京原子核クラブ (ハヤカワ演劇文庫 16)
ノーベル賞物理学者朝永振一郎氏の若き日を戯曲化。戦前の貧しいなか理想を追って必死で生きる若者たちを群像劇で描きつつ、原子爆弾の投下によって浮き彫りとなる、「科学者の業」をも描いている。「広島に原子爆弾が落ちた時には、正直、驚きました。心底負けたと感じました。……でも、片方では、そのニュースに興奮もしとったんです。人間がついに原子核エネルギーを解放したというその事実に、興奮せずにはおられなんだ自分というのもおったわけです。」「人間の大脳皮質が発達を続ける限り、自然法則の探究を止めることは不可能だからです。」
読了日:08月23日 著者:マキノ ノゾミ


ラヴソングラヴソング
この方の言葉は豊かだ。自分が使う言葉も、本当はもっと力があり、人を動かせるはずだと思わされる。「好きなら好きっていいたいでしょ。好きなら会いたいでしょ。声も聞きたいでしょ。もっとそばによって触ったりもしたいでしょ。好きになったときの、あの、ほら、頭の芯がキュウッとつねくりあげられて、感覚がなにもかもシーンと静まりかえっちゃうような感じ。それだけでいいのに。会いたいっていう思いにちりちり焦げてく感じ、ごはんを食べるとか眠るとか生きるってことじたいどうでもよくなっちゃうあの感じ、それだけでいいのに。」
読了日:08月20日 著者:伊藤 比呂美


少年H〈下巻〉 (講談社文庫)少年H〈下巻〉 (講談社文庫)
終戦日前後に読み返したことに感慨が…。中学生が感じる疑問、新聞やお上のウソ、少しずつ少しずつゆがんでゆく世界が読んでいてこわい。戦後の隣との筒抜けな家での生活、それまでの戦争で受けたストレスと思春期とプライバシーのなさに爆発した妹尾少年がどんどん追い詰められる様子がリアルで胸に響く。妹尾少年には逃げ場所があったからよかったけど、こういう逃げ場所って年々なくなっていってるんだろうなあ…。
読了日:08月16日 著者:妹尾 河童


少年H〈上巻〉 (講談社文庫)少年H〈上巻〉 (講談社文庫)
再読。表紙の空は息子さんの絵だそうな。上巻は戦前の神戸がどんな街だったかがよくわかる。洋服やさんだと外国人とも普通に個人対個人としてお付き合いしてたんだなとか。やんちゃ坊主の活躍が楽しい。
読了日:08月16日 著者:妹尾 河童


ネトゲ廃人ネトゲ廃人
ネトゲ廃人の彼らは皆、原体験からくる恐れからいうのだそうだ。「自分が親なら、子供にはやらせない」 親に構ってもらえない子供がさみしさにゲームにハマる一方で、親に過干渉される子供が唯一の逃げ場所としてゲームの世界に逃げる。そんなゲームの世界では、ゲーム開発会社がお金を巻き上げる仕組みを幾重にも作り上げて待っている。お金を、時間を注ぎ込めば注ぎ込むほど、あれだけ手塩にかけたのにとネトゲから抜け出せなくなる。負のスパイラル。ママのゲームを邪魔しないからうちの子はいい子…バーチャルもリアルも区別せず発言する女性…
読了日:08月12日 著者:芦崎治


人生激場 (新潮文庫)人生激場 (新潮文庫)
三浦しをんさんはホント面白いなあ…。また友人がいい味出しててそちらも羨ましい。バスの運転手さんの小さな手ふりは私もバス通勤のとき萌えてました。仲良しっぽくて見ると癒されてたw 中国の結婚式も面白いし…。脂肪=子宮防衛軍なんか他人事じゃない。契約更新を拒む同性同居人とのその後はどうなったんだろうなあ。簡単に読めるのにいろいろ楽しめるお得な本でした★
読了日:08月04日 著者:三浦 しをん



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本の業界の片隅で生きています。構成要素は鋼・ドイツ・宇宙・本・酒・あとその他です。


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