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 12月の読書記録。

12月の読書記録。by「読書メーター

ここにUPするの忘れてた…。12月は冬休みがあったからいっぱい読んだよ!でもジャンルはめちゃくちゃだったよ…。

ミュンヘンの最近読んだ本 ミュンヘンさんの読書メーター
12月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4176ページ


わが夕張わがエトロフ―ルポ・エッセイ集わが夕張わがエトロフ―ルポ・エッセイ集
『エトロフ発緊急電』を読んだので再読。『エトロフ発緊急電』のおかげでエトロフの記述が胸に迫ってきた。物語に出てきた「択捉島の駅逓」は実際に著者の親族の体験をもとに描かれていたそうだ。軍艦が港に集結していたのも、実際目撃したとのこと。家族の体験を基にあの壮大な物語ができたのだと深く感じ入った。その他のエッセイ集もいろいろな話があって面白い。北海道で馬を飼うのは内地で血統書つきの犬を飼うくらいのイメージだとか、北海道が羨ましくなる話もたくさん。私も庭先で流星群を眺めてみたい…。
読了日:12月23日 著者:佐々木 譲


マイマイ新子 (新潮文庫)マイマイ新子 (新潮文庫)
映画にいけなかったので原作を読む。子供らしい子供、子供を割りとほったらかしの大人、それでもよかったのんきな時代が懐かしくも新鮮に感じた。子供はその小さな胸と頭でいろいろなことを考えているのに、きちんと大人に説明できないばっかりに随分と理不尽なめにあう。子育て中で心に余裕のない親御さんに読んでもらったら、少し子供の言葉を待ってあげようって思えるかも。
読了日:12月19日 著者:高樹 のぶ子


エトロフ発緊急電 (新潮文庫)エトロフ発緊急電 (新潮文庫)
序盤では全く別々の場所、接点のない人々が描かれる。いったいどうなることか、と先行きにドキドキしながら読み進めると、少しずつ少しずつ、人々がリンクし始める。その面白さ!歴史的事実の裏側には、このような様々な人々の出会い、そして別れがあったのだろうと想像させられる。北海道~択捉の寒々しさが紙面から立ち起こって来るような気がした。
読了日:12月19日 著者:佐々木 譲


お腹召しませ (中公文庫)お腹召しませ (中公文庫)
何の気なしに手に取った。切腹させられるのかな?とタイトルが気になった。短編で読みやすいうえに物語の冒頭にある落語の枕のような現在の話(といっても作者の子供時代の話だが)が興味深い。気づけば大変楽しく読みふけっている自分がいた。温かさを感じない家族の中で孤独な一家の主…なんて現代のサラリーマンが読んだら共感しちゃうんじゃないかな。
読了日:12月18日 著者:浅田 次郎


欲しい (集英社文庫)欲しい (集英社文庫)
ネタを割ってしまうので詳細が書けなくて残念だが、「生活保護」を主題にすえたこの物語、むしろ民主党でぼろぼろになった今の日本でこそ読むべきではないかと感じた。モラルも向上心もない、「溶けている夫婦」の造型があまりにもリアルすぎて、薄ら寒くなった。誰もがそれほどの悪意を持っているわけではない。だが、自分の事ばかりを考えている。だからこそ、怖い。
読了日:12月17日 著者:永井 するみ


中欧怪奇紀行 (講談社文庫)中欧怪奇紀行 (講談社文庫)
本棚のを再読。最初に読んだときは赤城氏を存じ上げなかったのだが、猫子爵とか従吾とか読んだ今はバッチリだぜ!ということでかなり面白さがUPした。ヨーロッパの薄暗い部分を楽しみ茶化してときにバッサリ切る二人のタッグはお見事!赤城氏はドイツ史の専門家で留学経験もあるので、そのあたりの地に足のついたドイツ風俗の解説も面白かった。巻末に載っているお二人の短編も気分が出ていてなかなか素敵。
読了日:12月17日 著者:田中 芳樹,赤城 毅


魔大陸の鷹 完全版 (ノン・ノベル)魔大陸の鷹 完全版 (ノン・ノベル)
初の小説ということで好きな要素(冒険活劇・ドイツ・三種の神器他)を全てぶち込んだ、と著者自身が前書きで述べているが、読んで納得の一作。南極大陸だの樹海だの、あちこち行かされる主人公にはお気の毒だが、江戸川乱歩とかルパンとかホームズとか、そういう少年少女への活劇本を読んでいるような懐かしさがあった。元はドイツ史の専門家ということで、そのあたりの書き込みも見事。個人的に、年代の設定がなんでこの年限定なのかな、と思っていたら終盤で納得の展開。なるほどね…。面白かった!
読了日:12月16日 著者:赤城 毅


旅行鞄にはなびら (文春文庫)旅行鞄にはなびら (文春文庫)
サンチアゴ・デ・コンポステラへの苦しい巡礼(1500km級の山道を登るなど)への具体的記述が個人的に興味深かった。母親譲りへの花へのこだわりの描写が美しかった。絵の見方、冬の街で見た少女の眼差し…。どの描写も繊細で情景が目に浮かぶようだ。この本を読むと、自分も欧州であてどない一人旅がしたくなる。異国のカフェで再びこの本を開くことを夢想し、本を閉じた。
読了日:12月13日 著者:伊集院 静


ほろびた国の旅ほろびた国の旅
満州という国はなんだったのか? 戦後日本に戻った著者の名前そのままの主人公が、満州にタイムスリップしてしまったかのように描かれている本著。無自覚に時代の空気に染まる日本人の子供、穏やかな日々が続くと信じている子供の母親、しかし主人公だけは、その国があと何年かすればなくなってしまうことも、その結果国から脱出することがどんなに苦しく辛いことかも知っている。平和な日々が永遠に続くものでは決してないことを、今こそ子供たちに伝えなければいけないのかもしれない。
読了日:12月12日 著者:三木 卓


宮脇俊三 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)宮脇俊三 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
この方のシベリア鉄道の本を読んでからずっと乗ってみたいと思っていたが、著者がどんな方か知らなかった自分にこの本は最良のガイドブックとなった。大手出版社の編集者が休みの度に旅をし続け、編集者から作家へ転進した等々…。東京生まれであることによる、地方への眼差しが「オリエンタリズム」と同等だと述べていたのはどの方だったか。編集時代に担当した作家たちとの対談も興味深く、隣人だったという北杜夫一家の回想も興味深い。「宮脇俊三って何?」と問われたら、この一冊を差し出せばよい。
読了日:12月11日 著者:


震度0震度0
大震災の朝、警察幹部が失踪した…地震は無関係なのか、関係があるのか。上司、部下、同僚、様々な思惑が入り乱れて時間が経過してゆく。失踪者の足取りはつかめず、地震の報道では死亡者が増えてゆく……。誰もが自分の事しか考えていない中で、一人職務に忠実だった男が、その忠実さゆえに真実の一片をつかむ。そして思いもよらない皮肉な結末。真実を告げる者の前で、皆が項垂れる。一人の失踪をきっかけに見えない激震が県警を揺さぶり、暗部を曝け出した。
読了日:12月03日 著者:横山 秀夫


ミカドの淑女(おんな) (新潮文庫)ミカドの淑女(おんな) (新潮文庫)
下田歌子…「明治の紫式部」あるいは「妖婦下田歌子」。才能があり実行に移す力も持っていたがゆえの女性の悲劇。林真理子はその周囲を丹念に描くことで、本人の人柄だけではなく時代の空気までも浮かび上がらせてゆく。ネットで心無い中傷を受ける今の時代と昔の時代もあまり変わらないなあと思ったりもした。またこの小説の白眉は明治時代の「後宮」が描かれていること。女たちのものであった天皇が、男たちのものになってしまった、という暗い嘆きが耳元で聞こえたような気がした。
読了日:12月01日 著者:林 真理子



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COMMENT : 2 | TrackBack : 0 | CATEGORY : 本について |

COMMENT

あら、ミカドの淑女
色々読んでいてうらやましい。
最近、アンテナを張る暇もありません。

しかしミカドの淑女とは、懐かしい書名です。私の出身校の創立者なので(笑)、出版当時読みましたよ。

女も自立すべきであるという考えは、学校での教育の影響もあるかもしれません・・・。

もっとも、「歌子の猛烈っぷりにはかなわない」的な印象を、持っている人が多かったような気もします。(みんな、下田先生を「歌子」と呼んでいました。)
2010/02/15(月) 15:08:49 | URL | 真朱 #-[編集]
お返事遅くてごめんです
こんな記事にコメントありがとう!
ネット徘徊してるといろいろ読みたくなるんだよね。
最近はもっぱら図書館なので、返さなきゃってことで焦って読んでます。
歌子様が創立者の学校、いいなぁ~!
金がないって理由だけでずっと公立だったので、今になって歴史のある私立が羨ましくなっている所です。どうしようもないけどな!
なんか生徒さんの「歌子」呼びが、親しみあっていいですね。
彼女の人生は壮絶ですからねェ。今でいうところの超パネェ人生って感じですかね(えー
2010/02/24(水) 15:20:02 | URL | さや #xfH9rAAU[編集]

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本の業界の片隅で生きています。構成要素は鋼・ドイツ・宇宙・本・酒・あとその他です。


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